早期教育の効果は、脳科学的に証明されているの?『早期教育と脳』を読んでわかったこと

わたしが子どもだったころとくらべると、今は早期教育が過熱しています。

習い事や通信教育の低年齢化、バイリンガル教育の保育園や幼稚園に通う子のはなしも聞きます。

わたしは「子どもは遊ぶのが仕事」と考え、早期教育には興味がなかったのですが、あるとき思いました。

「早期教育に熱心になる親が以前より多いってことは、早期教育の効果が証明されているのかな?」

そこで、早期教育の効果が脳科学的に証明されているかを知るために『早期教育と脳』を読んでみました。

早期教育の有効性は証明されていない

『早期教育と脳』の中で、早期教育の効果に関する脳科学的根拠について触れた部分を抜粋します。

今のところ、早期教育において信頼のできる科学的データは報告されていないのが現状です。さらに言えば、どういう刺激を、どの程度、どの年齢に与えれば効果的かつ安心できるものなのかということも分かっていません。

刺激の質についてはなおさらのことで、「科学的根拠」という場合、脳科学はもちろんのこと、行動観察や実験心理、聞き取り調査など、多くの子どもを対象とした長期間にわたる追跡調査を行った上で、改めて検討する必要がある
(『早期教育と脳』p.55 – 56)

 

上記の文章を読んで分かる通り、早期教育は科学的にはまだ有効性が証明されていません

わたしはこの記事を書く前、いくつかの早期教育や幼児教育に関する本を読みました。そこから得た結論は、次の2つです。


1.脳科学的には早期教育の効果は証明されていない

2.教育者のなかには、その経験から、早期教育の効果を語る方がいる


1も2も、真実なのです。

つまり、科学的には早期教育の効果は証明されていないけれど、早期教育を受けたお子さんのなかは、能力や学力が伸びた子がいる。

だから、子どもにどういう教育を受けさせるのかは自分で決めるしかない、というのが、現時点での答えなのだと、わたしは思います。

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