住宅・教育・老後資金は、いつまでに・いくら必要?簡単なライフプランを作成しよう

人生の三大出費である、住宅・教育・老後資金。

「大きなお金がかかることはわかるけど、いくら貯めればいいの?」という漠然とした不安をかかえていませんか?

いくら必要なのかがわからずにやみくもにお金を貯めていても、お金を貯めても不安からは解消されませんよね。

そこで今回は、住宅資金・教育資金・老後資金の簡易的なライフプランを作成する方法を紹介します。

住宅資金・教育資金・老後資金の目標貯蓄額を決める

最初に、住宅資金・教育資金・老後資金の目標貯蓄額を決めます。

具体的な決め方については、わが家の目標貯蓄額を使って説明します。

住宅資金の貯蓄目標:43歳までに2,000万円

わが家の住宅資金の貯蓄目標は、夫が43歳までに2,000万円です。

わが家は転勤族なので、家を買うのは早くても子どもが中学校に入学するときなので43歳までとしました。

住宅資金の貯蓄目標は、3ステップで試算します。

1. ローンの借入額をざっくり決めてみる

住宅資金の貯蓄目標を決めるステップ1は、ローンの借入額をざっくり決めてみること。

わが家は東京に家を買うつもりはないので、次のように想定しました。


・頭金:2,000万円

・ローンの借入額:1,500万円(20年ローン)

⇒住宅費の合計:3,500万円


2. ローンの総返済額を試算する

住宅資金の貯蓄目標を決めるステップ2は、ローンの総返済額を試算すること。

シミュレーションに使わせていただいたのは、こちらのサイトです。

借入希望金額から総返済額を計算(フラット35)

①借入希望額・返済期間・適用金利を入力

借入希望額・返済期間・適用金利を入力し、計算するを押します。(※適用金利は仮に2.5%としました)

借入希望額・返済期間・適用金利を入力

②総返済額を確認する

総返済額を確認します。今回のシミュレーションでは、総返済額が1,908万円となりました。

総返済額を確認する

3. 月々の返済額が現実的かを確認する

住宅資金の貯蓄目標を決めるステップ3は、月々の返済額が現実的かを確認すること。

ローンの総返済額がわかったら、月々の返済額に割り戻します。


月々の返済額:総返済額÷返済年数÷12ヶ月

⇒1,908万円÷20年÷12ヶ月=月7.95万円


1ヶ月に7.95万円なら無理のない返済額ですので、OKです。

ローンの総返済額を確認してみる

教育資金の貯蓄目標:48歳までに1,000万円

教育資金の貯蓄目標は、48歳までに1,000万円です。

わが家は子ども1人。小・中・高は公立に進むと想定し、高校までは生活費の範囲内で教育費をまかなうつもりです。

高校卒業後は好きな道を選んでもらいたいので、いちばんお金のかかる私大理系+ひとり暮らしで1,000万円を想定しました。

子どもが高校を卒業するときには、夫は48歳。そのため48歳までに、1,000万円を目標にしました。

教育費の目安は、こちらのサイトが参考になります。

教育費の平均額はどのくらい?(ノムコム)

老後資金の貯蓄目標:60歳までに2,500万円

老後資金の貯蓄目標は、60歳までに2,500万円です。

老後資金の貯蓄目標は、4ステップで試算します。

1. 年金受給額を見積もる

老後の貯蓄目標を立てるための1ステップめは、年金受給額を見積もること。

シミュレーションに使わせていただいたのは、こちらのサイトです。

年金簡易シミュレーション(モーニングスター)

①必要事項を入力する

生年月日・性別・職業・最初の就職年齢・最終退職年齢・年収などの必要事項を入力し、「年金受取額へ」を押します。

必要事項を入力する

②受給額の見積もりを確認する

年金受給額の見積もりを確認します。

年金の受給見積もり額を確認する

〈わが家がもらえる年金受給額の見込み〉

夫の老齢基礎年金:778,500円

夫の老齢厚生年金:1,335,800円

わたしの老齢基礎年金:778,500円

わたしの老齢厚生年金:143,500円

⇒合計:3,036,300円

⇒丸めて300万円とします


わが家の年金受給額の見積もりは、300万円となりました。

年金受給額をシミュレーションしてみる

2. 年金受給額の見積もりを減らす

老後の貯蓄目標を立てるための2ステップめは、年金受給額の見積もりを減らすこと。

今の現役世代が年金を受給するころには、年金の受給額が1~3割減ると言われています。

現在の年齢や、女性などの社会進出が進むかどうかで変わってくるけど、おおむね現在より1~3割、(略)減る見通しなんだ。

(『老後貧乏にならないためのお金の法則』)

「受給額がいくら減るか?」には正解がありませんが、2014年夏に発表された年金の財政調査検証結果からの試算によると、年金受給額の目安は次のようになります。

年金受給額の目安

〈出典〉『老後貧乏にならないためのお金の法則


〈年金受給額の目安(※年齢は2014年時点)〉

・50代:1割減

・40代:2割減

・30代:3割減


わが家は3割減で考えて、「300万円×0.7=210万円」とします。

〈年金の見積額を減らすための計算式〉

・1割減を想定する場合:見積額×0.9

・2割減を想定する場合:見積額×0.8

・3割減を想定する場合:見積額×0.7

・4割減を想定する場合:見積額×0.6

3. 年金では不足する金額を調べる

老後の貯蓄目標を立てるための3ステップめは、年金では不足する額を調べること。

年金に対する不足額を求めるには、まず老後に必要なお金を見積もります。わが家は年300万円と想定しました。

〈老後に必要なお金の内訳〉

・生活費:年180万円(月15万円×12ヶ月)

・冠婚葬祭や旅行などの予備費:年120万円

⇒年300万円

年金に対する不足額は、年300万円 ー 年210万円= 年90万円。

リタイア後30年生きると想定し、90万円×30年=2,700万円。余裕を見て、3,500万円としました。

4. 不足額から、退職金の見積もり額を引く

老後の貯蓄目標を立てるための4ステップめは、不足額から退職金の見積もり額を引くこと。

わが家は夫が定年まで働くと、退職一時金が1,000万円ほどもらえる予定です。

そのため、老後資金として貯めるべきお金は、3,500万円(年金に対する不足額)ー1,000万円(退職一時金の見込み額)=2,500万円になります。

年金って将来ちゃんと受け取れることができるの?

年金のはなしで一番気になるのは、「年金って将来ちゃんと受け取れることができるのか?」ではないでしょうか。

受給開始の時期が遅くなったり、年金額が減ることはあっても、年金がゼロになることはほぼないと言われています。

年金について分かっておきたいのは、これから先、受け取り始める時期が遅くなったリ、年金額が減ったりはするでしょうが、年金がゼロになることはまずないということ。

2004年に、政府はおおむね100年にわたり年金制度が健全性を保てるように財政検証もしています。

(『定年男子 定年女子 45歳から始める「金持ち老後」入門!』)

簡単なライフプランを作ろう!

いつまでにいくら貯めればいいかわかったら、今度は1年間にいくら貯めるかを試算してみます。これは簡単な式で出せます。


貯めたい金額 ー 現在の総資産 = これから貯める金額

これから貯める金額 ÷ 年数 = 1年でいくら貯めるか


具体的に、わが家の場合でシミュレーションしてみます。


・貯めたい金額:住宅資金(2,000万円)+教育資金(1,000万円)+老後資金(2,500万円)=5,500万円

・現在の総資産:仮に1,500万円とします(※総資産は非公開です)

・これから貯める金額:貯めたい金額(5,500万円)- 総資産(1,500万円) = 4,000万円

・いつまでに:夫が60歳までに⇒今33歳なので、27年間で

・1年間にいくら:4,000万円÷27年=約150万円


このシミュレーションでは、年間150万円貯める必要があることが分かりました。

「いくら資産を増やす必要があるか」を分かっていれば、お金の不安から自由になれる

年間150万円貯める必要があるということをもっと正確に言うと、「1年間で150万円資産を増やす必要がある」ということです。

資産を増やすのはどんな手段でもいいんです。収入を増やしてもいいし、支出を減らしても、投資をはじめてみてもいい。

わが家も夫の収入が減るかもしれませんし、子どもが生まれて支出が増えるかもしれません。

大事なことは「いくら資産を増やす必要があるか」を分かったうえで、その場その場を柔軟に対応することだとわたしは思います。

必要な資産さえ確保できれば、あとは自由に使ってもいい。そう思うと、お金の不安から少し自由になれませんか?

お金との付き合い方。お金のことを考えすぎて、お金に心まで縛られていませんか?

2017.02.22

ライフプランを作っていただきました

この記事をもとに、他のブロガーさんがライフプランを作ってくださっています。

とてもうれしいです!ありがとうございます。ぜひこちらの記事も、参考になさってくださいね。


・『ちょこプラ』森野ゆうこさん:住宅・教育・老後資金、ライフプランを作ってみました。 

・ 『捨てて貯める気楽な暮らし』Rukaさん:【ライフプラン】住宅・教育・老後に必要な貯蓄額を計算し漠然とした不安をなくそう

・『引きこもり転妻主婦Akiのズボラ節約迷走記録』Akiさん:我が家のマネーライフプラン!住宅資金・教育資金・老後資金の必要金額と根拠

・『myulog』myuさん:【ブロガー】住宅・教育・老後資金の簡単なライフプランを作ってみた

・『シンプルライフ。充実生活。』ツテさん:老後資金はいくら必要か?簡単なライフプランを作成しました!

・『30代主婦たまよ お金と生活を見直そう』たまよさん:ねんきんネットで将来もらえる年金額を試算してみた。未納分に目をそらしてはいけない。

・『みとべのできるかな』みとべさん:我が家のライフプラン・シュミレーションをしてみよう

・『ピヨママの投資と家計と子育てと』ピヨママさん:ねんきんネットで年金額を試算


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