企業型確定拠出年金に加入していて、退職後に専業主婦になったらどうなる?徹底解説します

わたしは新卒で入った会社を5年半で退社して、専業主婦になりました。

新卒で入った会社では企業型確定拠出年金に加入していましたが、退職後に専業主婦になったときにどうすればいいのかが、よくわかりませんでした。

インターネットで探してもたいした情報がなかったので、自分で調べたり証券会社に電話したりして、ようやく理解しました。

そこで今回は、正社員として働いているときに企業型確定拠出年金に加入していて、退職後、専業主婦になったら、どうなるのか?について書きます。

企業型確定拠出年金に加入⇒退職⇒専業主婦になったらどうなる?

企業型確定拠出年金に加入していて、退職後、専業主婦になったらどうなるかは、ご自身がご退職された時期によって異なります。

平成28年12月以前に退職した専業主婦の方は、確定拠出年金から脱退できることがある

平成28年12月以前に退職した専業主婦の方は、確定拠出年金から脱退できることがあります

以下のすべての要件を満たす場合のみ、確定拠出年金から脱退できて、脱退一時金が受け取れます。


1. 60歳未満であること

2. 障害給付金の受給者ではないこと

3. 企業型確定拠出年金で掛け金を拠出していた期間が3年以下、もしくは企業型確定拠出年金の資産額が50万円以下


⇒3番が理由で、確定拠出年金から脱退できない方が多いです。

脱退できない場合、個人型確定拠出年金の運用指図者になります。

わたしは加入期間が5年半でしたので、脱退できずに運用指図者になりました。

脱退できるなら、脱退したほうがいいかも

多くの方は脱退できないと思いますが、もし脱退の要件を満たしているのならば、脱退したほうがいいかと思います。

理由は、運用指図者になると口座を維持するために手数料がかかり、資産が年々目減りしていくからです。

平成29年1月以降に退職した専業主婦の方は、全員運用指図者になる

平成29年1月以降に退職して専業主婦になった方は、全員が個人型確定拠出年金の運用指図者になります。

以下のすべての要件を満たす場合のみ、確定拠出年金から脱退できて脱退一時金が受け取れるのですが、専業主婦は国民年金保険の第3号被保険者なので1番の要件を満たすことができないからです。


1.国民年金の第1号被保険者のうち、国民年金保険料の全額免除または一部免除、もしくは納付猶予を受けている方

2.障害給付金の受給者ではないこと

3.企業型確定拠出年金で掛け金を拠出していた期間が3年以下、もしくは企業型確定拠出年金の資産額が25万円以下


個人型確定拠出年金の運用指図者とは?

上で説明したとおり、企業型確定拠出年金に加入していて退職した専業主婦の方は、ほとんどが個人型確定拠出年金の運用指図者になります。

運用指図者とは、掛け金は拠出できずに「運用を指図する」だけの方こと。

「運用を指図する」とは資産を売却して、金融商品を購入しなおすこと(=スイッチング)ができるという意味です。

なお、確定拠出年金は60歳になるまで資産を引き出すことはできません。

掛金を拠出するとは、掛金を払うという意味。

毎月決められた額を積み立てていくので、先取り貯金や積立投資みたいなものと考えていただくとわかりやすいです。

個人型確定拠出年金の運用指図者になったら、どうすればいいの?

運用指図者ができることには、次の2つがあります。


1. 運用指図者として、企業型確定拠出年金のときの資産を運用する

2. 個人型確定拠出年金の加入者に変更して、新たに掛金を拠出する


専業主婦の方は、基本的には1番の「運用指図者として、企業型確定拠出年金のときの資産を運用」するほうがおすすめです。

1番をえらぶ場合、「企業型確定拠出年金のときの資産を投資信託などで運用したほうがいいか?元本保証型の商品のほうがいいのか?」については、こちらの記事で書いています。

個人型確定拠出年金の運用指図者は、投資信託で資産運用するべき?それとも定期預金を選ぶべき?

2017.01.04

2番の「個人型確定拠出年金の加入者に変更して、新たに掛金を拠出したほうがいいか?」については、こちらの記事で書いています。

運用指図者の専業主婦は、加入者に変更して掛金を拠出したほうがいいの?に答えます

2017.01.18

運用指図者になった方は、資産の移換時期と金融機関選びが大事

運用指図者になる方は、資産の移換時期と金融機関選びが大事です。ここを間違えると大きく損をします。

こちらの記事でくわしく説明していますので、あわせてお読みください。

個人型確定拠出年金の運用指図者は、必読!手数料・おすすめの金融機関・移換時期などのまとめ

2017.11.01

最後に

わたし自身が正社員を退職後に運用指図者になったときに、インターネットの情報がなく苦労しました。

その後、自分で金融機関に聞いたり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得したりするなかで得た知識をまとめました。

同じような状況の方の参考になればうれしいです。



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