『お金は寝かせて増やしなさい』のレビュー。自分がインデックス投資をはじめるときに読みたかった本!

『お金は寝かせて増やしなさい』の表紙

インデックス投資家ブロガーの水瀬ケンイチさんが書かれた『お金は寝かせて増やしなさい』を読みました。

読んだ感想をひとことで言うと……自分が投資をはじめるときに読みたかった、インデックス投資の教科書!!

また、わたしのようにインデックス投資を実践しているけど、今まで大暴落を経験していない方にもおすすめです。

今回は、『お金は寝かせて増やしなさい』をレビューします。

『お金は寝かせて増やしなさい』はインデックス投資を15年実践してきた著者の初単独本

『お金は寝かせて増やしなさい』はインデックス投資を15年実践してきた水瀬ケンイチさんの初の単独本です。

インデックス投資とは、インデックスファンドという投資信託を購入し、長期保有することで利益が出ることをめざす投資法のこと。

水瀬ケンイチさんは『梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー』というブログを運営されていて、2015年には山崎元さんとの共著『全面改訂 ほったらかし投資術』を出版されています。

わたしはこの『全面改訂 ほったらかし投資術』を読んで、本格的にインデックス投資をはじめました。

『ほったらかし投資術』を読んで実践したら、お金の悩みがひとつ解決した

2017.01.17

しかし、今から投資をはじめるなら『お金は寝かせて増やしなさい』のほうをよりおすすめしたいです。

『お金は寝かせて増やしなさい』がおすすめな理由

『お金は寝かせて増やしなさい』がおすすめな理由には、インデックス投資のはじめ方やインデックス投資が有利な理由がわかりやすく書かれているからというのもあります。

しかし、インデックス投資のはじめ方などの実践法は、ほかのインデックス投資本でも学ぶことができます。

わたしが『お金は寝かせて増やしなさい』をすばらしいと思い、これから投資をはじめる方におすすめしたいと思った理由は、次の3つです。

1. リスク許容度やリスクについてくわしく書かれている

これから投資をはじめる方におすすめしたい理由の1つめは、リスク許容度やリスクについてくわしく書かれていること。

リスク許容度とは、投資家の許容できるリスクの範囲のことで、資産運用で発生する損失を1年間でどの程度受け入れられるかの度合いのことをいいます。

〇〇%という率で表したり、〇〇万円という額で表したりします。

言い換えれば、「最悪の事態を想定する」ということでもあります。

(『お金は寝かせて増やしなさい』、64ページ)

投資は、元本が保証されている資産運用ではありません。大きく儲かることもありますが、大きく損をすることもあります。

損が出たときに取り返しのつかないことにならないように、自分のリスク許容度を決める必要があります。

リスク許容度が決まったら、その範囲に収まるように投資しなければいけません。

これは他人が決められる問題ではなく、自分自身で決める問題です。

『お金は寝かせて増やしなさい』では、リスク許容度の決め方からそれにもとづいた資産配分の決め方までのプロセスがくわしく書かれています。

わたしも、インデックス投資をはじめるときにこのプロセスをたどって資産配分を決めました。

少し面倒ではあるのですが、自分で手を動かしながら考えることで、投資は大きく損をすることもあることをより理解できるようになりました。

2. 「なぜインデックス投資を信じればいいのか」が丁寧に書かれている

これから投資をはじめる方におすすめしたい理由の2つめは、「なぜインデックス投資を信じればいいのか」が丁寧に書かれていること。

投資は大きく儲かることもあれば、大きく損をすることもある……のですが、損をしっぱなしじゃ困りますよね。

一時的に含み損を抱えることになっても、長い目で見れば利益が出て欲しいし、そのために投資しています。

しかし、含み損を抱えたときに、どうして「売らずに持ち続けていれば利益が出るはず!」と信じられるのでしょうか?

本書では、資本主義経済の拡大再生産し続けるしくみに言及して、「なぜインデックス投資を信じればいいのか」が丁寧に書かれています。

将来的におとずれるかもしれない暴落のときに、インデックス投資をやめないための心がまえができるのです。

3. 15年にわたるインデックス投資実践記によって相場の変動を疑似体験できる

これから投資をはじめる方におすすめしたい理由の3つめは、著者の15年にわたるインデックス投資実践記によって相場の変動を疑似体験できること。

著者は、インデックス投資を2002年から15年続けています。そのうち2004年~2016年を切り取って、投資のパフォーマンスとおもなできごとについて述べています。

わたしが衝撃を受けたのは、2007年・2008年・2010年・2011年の4年間で元本割れを経験していること。

2007年~2011年の5年間だけを切り取ると、2009年をのぞいてはすべて含み損。

2002年~2006年まで5年間も続けてきた投資方法が、2007年からの5年間はほとんど含み損というわけです。

2007年からの5年間を読んだ感想は、「この含み損……自分なら耐えられるかな?」でした。

しかし、著者はそこでインデックス投資をやめることなく、淡々と積み立てを続けることによって、2017年には元本に対して約50%の含み益になっています。

「一時的に含み損が出ることもあるけど、長期的に保有することで利益が出るのを待つ」のがインデックス投資。

頭ではわかっていたのですが、実際は数年にわたって含み損が出るときもあることや、それでも保有しつづけることで大きな利益になることを、本書をとおして疑似体験できました。

将来大暴落が起こったら、かならず読み直したい章だと思いました。

まとめ


〈『お金は寝かせて増やしなさい』がおすすめな理由〉

1. リスク許容度やリスクについてくわしく書かれている

2. 「なぜインデックス投資を信じればいいのか」が丁寧に書かれている

3. 15年にわたるインデックス投資実践記によって相場の変動を疑似体験できる


お金は寝かせて増やしなさい』は、これから投資をはじめる方や、わたしのようにインデックス投資を実践しているけど大暴落を経験していない方に、おすすめの1冊です。



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