子どもに絵本を読み聞かせていたら「小さいころ自分が大切に育てられていたこと」に気づいた

わたしは本が好きです。そしてそのベースを作ったのは、小さいころに絵本を読み聞かせてもらったからだと思っています。

わたし自身が本好きなだけでなく、絵本の読み聞かせには学力面で良い効果があることを実感しているので、わが子にも積極的に絵本の読み聞かせをしています。

いまはわたしの母親がメルヘンハウスブッククラブという絵本の定期便に入会してくれており、年齢にあった良質な絵本が月に1~2冊送られてきます。

そのなかでいま息子がはまっているのが、『はらぺこあおむし』。言わずと知れた超有名な絵本です。

わたしはこの絵本を読み聞かせているうちに、とても大事なことに気づいたんです。

『はらぺこあおむし』ってどんなおはなし?

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『はらぺこあおむし』は、あおむしからちょうちょまでの成長を描いたおはなしです。

うまれたばかりのあおむしは、お腹をすかせて食べものを探しに出かけます。

月曜日にはりんごをひとつ、火曜日には梨をふたつ、水曜日にはすももをみっつ、木曜日にはいちごをよっつ、金曜日にはオレンジをいつつ食べたあおむし。

でもまだまだはらぺこなあおむしは、土曜日にはたくさんの食べものを食べるんです。

はらぺこだったあおむしはすっかり大きくなり、サナギになって、最後はちょうちょになった、というおはなしです。

小さいころに読んだ『はらぺこあおむし』を覚えてる!

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わたしは、はじめて子どもに『はらぺこあおむし』を読み聞かせたとき、土曜日の食べもののページを読んでいて思い出しました。

「このページ、覚えてる!このページがいちばん好きだった。”さくらんぼパイ食べてみたいな。もう少し大きくなったら食べられるのかな?”って子どものころ思ってたな~。」

そのときは「小さいころのことなのに、案外覚えてるもんなんだな~」としか、思わなかったのですが。

「もういっかい、もういっかい」って読んでもらったから、覚えてるんだ

それからしばらくして、子どもに『はらぺこあおむし』ブームがおとずれ、毎日毎日『はこし!(←はらぺこあおむしのこと)』と言いながら絵本を持ってくるようになりました。

血は争えないのか、わが子も土曜日のページが好き。

きらきらと目を輝かせ、食べたことのないものを順番に見わたします。ときには指差しをして、食べものの名前を確認します。

一度読み終わっても「もういっかい!」。もう一度読み終わっても「もういっかい!」。

何度も何度も、『はらぺこあおむし』ばかり読みたがります。

そうして子どもに読み聞かせしているうちに、わたしは気づいたんです。

「そっか、わたしもこうやって何度も何度も、読み聞かせてもらったから覚えてるんだ。忙しいときにも時間をさいて、何度も読んでくれたんだろうな。」

ワクワクした表情で絵本を見ている子どもの横顔を見て、「わたしの親も、こんな風に自分のことを見ていたのかな」と思うと、何だか感動してしまいました。

自分が親から大切に育ててもらったことに、絵本の読み聞かせを通して気づかされました。

子どもが、いつか親になったときに

わが子がもし、将来親になるとしたら、同じような体験をしてくれたらうれしいな。

そんなことを考えながら読み聞かせをすると、読み聞かせの時間がいつもより大切で、キラキラとした時間に感じられます。

子どもに読み聞かせてあげられるのも、ほんの数年。大事にしないといけないんだなと、実感しました。