子どもに奨学金を借りさせないためにできること。奨学金を借りなければいけなくなったらどうする?

「奨学金破産」という言葉が聞かれるようになってひさしいですね。

奨学金が返せなくて自己破産してしまったり、ギリギリの生活をしいられている方が多いと言われています。

それでは、子どもに奨学金を借りさせないために何ができるのでしょうか?

また、どうしても奨学金を借りなければいけなくなったらどうすべきなのでしょうか?

今回は、奨学金についてのわたしの意見を書きます。

みんないくら奨学金を借りているの?

奨学金制度についておさらい

代表的な奨学金制度は、日本学生支援機構(独立行政法人)が行う奨学金制度です。

この奨学金制度には、第一種奨学金と第二種奨学金があります。

第一種奨学金:無利子。本人の学力と家計の収入の基準が厳しい。また機構の予算上、条件を満たしていても第一種で借りられない場合もある。

第二種奨学金:有利子。本人の学力と家計の収入の基準がゆるく設定されている。基本的に希望した人全員が借りられる奨学金。

奨学金の平均貸与額

奨学金の平均貸与額は、公式には公開されていません。

しかしマイナビが独自にとったアンケート結果によると、返済額の平均は288万円、完済までにかかった平均年数は16年とのこと。

これを単純に割ると、毎月15,000円の返済を16年つづけたことになります。

〈参考〉4割以上の人が活用した奨学金、返済額は平均288万、完済までは約16年

毎月15,000円の返済はかなりキツイ

わたしは社会人になってから10年間、家計管理と向き合ってきました。

わたし自身は奨学金を借りていませんが、実際にお金を貯めてみると、今の生活費に毎月15,000円の奨学金の返済があったらかなりキツイことは容易に想像できます。

だから、子どもに奨学金という借金を背負わせたくない!という気持ち、よくわかります。

わたしも自分の子どもにはできるだけ奨学金を借りさせたくないと思っています。

奨学金を借りさせないためにできること

子どもに奨学金を借りさせないためは、まずは奨学金を借りなくてもいい家計管理をすることが大前提です。

メリハリをつけて教育費を使う

わたしが一番大事だと思っているのがメリハリをつけて教育費を使うことです。

お金を貯めている人は、必ず「メリハリをつけたお金の使い方をしなさい」と言いますよね。

しかし教育費になると、ついつい使いすぎてしまう傾向にありませんか?

もちろん、経済的な余裕があれば、小さいころから教育費をたくさんかけてあげることは素晴らしいことだと思います。

しかし一方で、身の丈に合わない教育費をかけすぎた結果、多額の奨学金を子どもに背負わせることになってしまったら、果たして子どもはしあわせなのでしょうか?

子どもの教育を20年のスパンでとらえ、「ここには使う」「ここには使わない」というメリハリのついたお金の使い方が必要だと思っています。

具体的にわが家は、次のように考えています。

ここには使う

・子どもの高校卒業後の進路

ここには使わない

・自分が「やりたい」と言うようになるまでは、習いごとをさせない

・小学校から高校までは、なるべく公立

計画的に教育費を貯める

教育費は、必要になる時期がわかっています。多くの子どもが大学や専門学校に進学する時代ですから、それに向けてキチンと備えなければいけません。

わが家では、児童手当を中心にセゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに投資して、子どもの教育費を貯めています。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、投資初心者の方にもおすすめできる投資信託です。くわしいお金のふやし方はこちらの記事で書いています。

児童手当をセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに投資して教育費を貯める具体的な方法

2016.10.27

どうしても奨学金を借りなければならなくなったらどうする?

わが家は今子どもが1人しかいませんし、夫も年収600万円超を稼いでくれています。

このままいけば、子どもの高校卒業前に教育資金として1,000万円貯められるのは確実だと思います。

しかし、仮に今後2人目を授かることがあったとして、2人に1,000万円ずつ貯めてあげられるかというと、ちょっと厳しいかなというのが正直な感想です。

それに、夫の給与だって保証されているわけでもありません。

どれだけがんばっても、子どもの進路の希望を叶えるためには奨学金を借りるしかなくなったら、どうするべきなのでしょうか?

子どもに将来の借金を背負わせたくないからと言って、ほかの進路を選ばせるべきなのでしょうか?

わたしは、子どもが本気で希望する進路のためなら、奨学金を借りさせるべきだと思います。

自分の進路を自分で決められなかった知人のはなし

わたしには、自分の進路を自分で決められなかった知人がいます。

その知人は、高校3年生のときに大きな事故にあってしまったためにじゅうぶんに勉強ができず、現役のときには夜間制の大学にしか合格しませんでした。

事故にあう前の成績はよかったので、本人は浪人したかったのですが、母親が勝手に夜間制の大学に入学金を振り込んでしまい、むりやり入学させてしまいました。

その人は還暦をすぎた今でも、「あのとき浪人していたら自分の人生はちがっていたかもしれない」と、自分の母親のことをうらんでいます。

自分が決めたことしか責任をとれない

わたしはその人の話を聞き、自分の人生の重要な決断は自分でしなければならないんだと、小さいころから思っていました。そのため、高校も、大学も、就職も、結婚も、決断したのは自分です。

正直に言うと「あのとき、ちがう決断をしていたら、こうだったかもしれない」と思うときはあります。

しかし、後悔はしていません。自分が決めたことだからと、納得できるからです。

結局、人間は自分が決めたことしか納得できないし、自分が決めたことしか責任をとれないんだと思います。

子どもに奨学金を借りさせなければいけなくなったら

自分の子どもの希望する進路のためには奨学金を借りさせなければいけなくなったら、まずはわが家の状況をくわしく説明します。

そのうえで、それでも奨学金を借りたいかどうか、子どもに判断させます。

〈子どもに説明すること〉
・わが家の家計や資産のこと
・進路にかかるお金のこと
・そのためには〇〇円の奨学金を借りなければならないこと
・奨学金の返済額(毎月いくら、何年間)
・奨学金を借りないためには進路を変えるという方法もあること

わたしがとても大事だと思うのは、子どもが奨学金を借りるかを判断することです。

「大学に進学するなら当然奨学金でしょ」と親がハナから決めてしまって、子どもに返済の責任をおわせると、子どもとしては納得できない気持ちが残ってしまうと思います。

まとめ

〈子どもに奨学金を借りさせないために親ができること〉

1.メリハリをつけて教育費を使う

2.教育費を計画的に貯める

〈できるだけのことをしても、奨学金を借りなくてはいけない状況になったらどうする?〉

子どもに返済の大変さやほかの選択肢などをくわしく説明して、それでも奨学金を借りるかどうかを子どもに判断させるべきだと、わたしは思います。

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