特別費の管理方法は3つ。そのなかで、いちばんお金が貯まりやすい方法を教えます

「急に冠婚葬祭が入ったから、貯金をおろさなきゃ」

「いきなり家電が壊れたから、貯金をおろさなきゃ」

家計管理が苦手な方が、貯金ができない理由のひとつは、特別費に対応できないことです。

特別費とは、いつ・いくら発生するか分からない支出のことです。冠婚葬祭、旅行・帰省、家具・家電、被服などが、特別支出の代表的なものです。

浪費家の夫は、独身時代に財形貯蓄をしていましたが、特別費を支払うためのお金がなく、財形貯蓄を解約し続けました。その結果、結婚したときには入社7年目にも関わらず、財形貯蓄の残高が23万円になっていました。

独身時代の夫のように、「急に冠婚葬祭が入ったから」や、「家電がいきなり壊れから」という理由で、どんどん貯金を切りくずしていったら、お金は貯まりません。

そこで今回は、特別費の管理方法3つを紹介し、その中で一番お金を貯めやすい方法を紹介します。

特別費の管理方法:1.給与から支払う

特別費の管理方法の1つめは、給与から生活費と特別支出を支払う方法です。

給与で生活費と特別費を支払った結果、毎月の収支がプラスなら文句なし!いちばん貯金体質の方です。なぜなら、毎月の給与も余りますし、ボーナスも丸々貯金できるからです。

一方、貯金ができない方に多いのもこの方法です。独身時代の夫も、この方法で失敗しました。

給与で生活費と特別費を支払って、プラスになるのはむずかしい月があります。給与で生活費と特別費が払えないからといって貯金をおろしてしまうと、それが癖になります

「今月も足りないから貯金を崩そう」と続け、いつまでも貯金が増えないという結果になります。

「給与から特別費を支払う」方法をおすすめしたい方

・毎月の給与が多い方
・節約が得意な方

「給与から特別費を支払う」方法をおすすめしたくない方

・毎月赤字で貯金を切り崩している方
・貯金が苦手という自覚のある方

特別費の管理方法:2.給与から特別支出用の資金を取り分ける

特別費の管理方法の2つめは、給与から毎月一定額を特別費の資金として取り分ける方法です。「目的別積立」と呼ばれます。

〈具体的な方法〉

(1)例えば月5万円と決め、お金を取り分けます
(2)月5万円ならば、半年で30万円貯まります
(3)特別費が発生したら、その資金から払います

給与から特別費の資金を取り分ける方法は、多くの方にとっていちばんお金が貯めやすい方法です。この方法がうまくいけば、ボーナスは丸々貯金できるからです。

給与から特別費の資金を取り分ける方法でお金を貯めるために、コツが2つあります。

余裕を持って資金を確保すること

年間60万円(月5万円)くらい特別費が必要そうだとなれば、月6万円取り分けるなど、余裕をもって資金を確保することが大事です。そうすることで、特別費が足りないからという理由で貯金を切りくずさなくなります。

生活費の収支をプラスにすること

特別支出用の資金を取り分けても、生活費の収支を毎月プラスにすることも大事です。そうすることで、生活費が足りないからという理由で貯金を切りくずさなくなります。

「給与から特別費の資金を取り分ける」方法をおすすめしたい方

・基本的にすべての方
・とくに、ボーナスがない方やボーナスが不安定な方

特別費の管理方法:3.ボーナスから特別費の資金を取り分ける

特別費の管理方法の3つめは、ボーナスから特別費の資金を取り分ける方法です。「目的別積立」と呼ばれます。

〈具体的な方法〉

(1)ボーナスをもらったら、特別費の資金としてお金を取り分けます
(2)特別費が発生したら、その資金から払います

「ボーナスから特別費の資金を取り分ける」方法をおすすめしたい方

・ボーナスが一定額もらえる方で、「2.給与から特別費の資金を取り分ける方法」がうまくできない方

わが家は「ボーナスから特別支出用の資金を取り分ける」方法を採用しています。理由は、特別支出が多くて生活費からの目的別積立ではまかなえないからです。

ただし、ボーナス頼みのこの方法は健全とは言えません。ボーナスはとても不安定な収入なので、危険だからです。

この方法を採用する場合は、「余裕を持って資金を確保しておく」ことがとっても大事です。わが家はボーナスをもらうたびに、1年分以上の特別費の資金を確保しています。

お金を貯めやすい特別費の管理方法

〈特別費の管理方法3つ〉

1.給与から支払う
2.給与から特別費の資金を取り分ける
3.ボーナスから特別費の資金を取り分ける

このなかで、多くの方にとっていちばんお金を貯めやすい方法は、2.給与から特別支出用の資金を取り分けるです。

ただし、何よりも大事なことは、特別支出と貯金とを完全に分け、特別支出のために貯金を切りくずさなくてもいいようにすること。それができれば、ほかの方法でもいいです。