「いい子育てをすると、いい子が育つ」論に喝!同じ親からこんなにも違う子どもが育っている

最近、『「灘→東大理Ⅲ」の3兄弟を育てた母が教える秀才の育て方』など、「○○といういい子育てをすると、○○といういい子が育つ」という子育て論がたくさんありますよね。これって、受け取りかたによっては、とってもキケンになると思うのです。

それは、この理論が次のような考えを生みかねないからです。

・いい子の親→いい子育てをした親→素晴らしい

・悪い子の親→悪い子育てをした親→悪い

つまり、子どもの評価が親の評価になるということです。

しかし、わたしの周りを見ていると、かならずしもそうではありません。

同じ親から生まれ、同じ親に育てられた兄弟例

1.看護士とニート
2.
薬剤師とフリーター
3.
教師と大学中退

これはすべて、同じ親から生まれ、同じ親に育てられた兄弟の例です。

親の子育てだけがその子を作るとしたら、同じように育つはずですが、実際は同じように育っていません。

友人や周囲の大人などの環境や、その子本来の資質が、子どもの成長には大きく影響するからです。親の育て方の影響は、一部にすぎません。

「親の子育てが子どもを決める」は、親も子も苦しい

「親の子育てが子どもを決める」は親を苦しめる

「親の子育てが子どもを決める」という風潮は、子育て中の親を苦しめていると感じます。

わたしの場合、息子はやんちゃで落ち着きがなく、児童館の手遊びや図書館の読み聞かせではすぐに脱走して好き放題。そういうとき、周りの大人が自分を責めているような気持ちになって辛いです。

これは、親であるわたしが評価されているように感じるからです。

でも、わたしの子育てがそういう息子を作ったのではないと思います。息子は生後6ヶ月でずりばいができるようになってから、すでにそういう子でしたから。

「親の子育てが子どもを決める」は子どもも苦しめる

さらに、「親の子育てが子どもを決める」という風潮は、子どもも苦しめるでしょう。

「親の子育てが子どもを決める」なら、子どもに手とお金をかけた親が、子どもに過剰な期待をかけてしまうからです。

子どもへの過剰な期待は、子どもにとってはマイナスでしかありません。なぜなら、「今の自分では満足していない」ということの裏返しだからです。

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まとめ

「この子育て法はよさそう」と試してみることはとてもいいことだと思います。しかし、同じような子育てをしたからといって、子どもが同じように育つとはかぎらないことを忘れないようにしなければなりません。