派遣社員・契約社員・パート社員でも産休は取れる!育休を取りたいなら雇用条件をチェック

派遣・契約・パート社員の方が妊娠したら、出産を機に仕事を辞めなきゃって思いますよね?

でも、実は違うんです。派遣・契約・パート社員の方でも、産休は取れますし、条件をみたせば育休だって取れます。

わたしは、契約社員として働いていたときに妊娠し、子どもを1人生みました。

妊娠が分かったとき、育休を取得し復帰することを希望しましたが、それは叶わず、産休を取得して退職しました。それは、会社側の都合ではなく、法律上の問題です。

今回は、産休・育休の取得条件と、わたしが産休を取れて育休を取れなかった理由について書きたいと思います。

産休の取得条件

産休は正社員・パート・派遣社員などの雇用形態に関係なく、誰でも取得することができます。

産休は、産前休業(出産予定日の6週間前/双子なら14週間前)と産後休業(出産の翌日から8週間)のことを指します。

そのため、派遣・契約・パート社員の場合も、産休を取得後に復職することができます。

〈参考〉有期契約労働者の育児休業ハンドブック(厚生労働省)の第3章2項

育児休業の取得条件

しかし実際には、産休を取得して生後8週間で復職するのは難しい方が多いと思います。

しかし、雇用条件によっては、派遣・契約・パート社員でも、育休(育児休業)が取得できます

育休の取得条件は、産休とは違い、厳しく定められています。

1 期間の定めのある労働契約で働く方は、申出時点において、以下の要件を満たすことが必要です。

① 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されている

② 子どもの1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれる

③ 子どもの2歳の誕生日の前々日までに、労働契約の期間が満了しており、かつ、契約が 更新されないことが明らかでない

〈出典〉子育てをしながら働き続けたい パート・派遣・契約社員のあなたも取れる!産休&育休(厚生労働省)

実例で解説

分かりづらいので、わたしの実例で解説します。

・雇用開始日:2013年10月1日
・出産予定日:2014年10月30日
・子どもの誕生日:2014年11月2日
・契約終了日:2016年9月30日(「引き続き雇用しない」と雇用契約書に記載あり)

①同一の事業主に引き続き1年以上雇用されている:○

2014年9月30日時点で、雇用されて丸1年。

育休申し出時に、雇用されて1年以上経過している必要があるので、2014年9月30日以降に育児休暇申請を出せば、申請できる。

②子どもの1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれる :○

子どもの1歳の誕生日は、2015年11月2日。

契約期間は2016年9月30日までなので、「子どもの1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれる」は問題なし。

③ 子どもの2歳の誕生日の前々日までに、労働契約の期間が満了しており、かつ、契約が 更新されないことが明らかでない:×

契約終了日は2016年9月30日。一方、子どもの2歳の誕生日の前々日は、2016年10月31日。

つまり、契約期間が子どもの2歳の誕生日の前々日の前に終わってしまう。加えて、雇用契約書に「契約満了をもって契約は更新せず終了しますと書かれていたため、アウト。(=契約が更新されないことが明らかだから)

まとめ

派遣・契約・パート社員の場合、雇用条件的に育休を取得できない場合が多いと思います。

しかし、運よく育休が取得できる場合には、その後の雇用が確保されるだけでなく、育児休業給付金がもらえます。

会社任せにしていると、派遣・契約・パート社員の場合、妊娠=退職になってしまうでしょうから、かならずご自身で雇用条件を確かめましょう。

余談ですが、待機児童問題が深刻な地域では、もう一度会社を辞めてしまうと再就職はむずかしいと実感しています。ですから、もし育休を取れる可能性があるなら、諦めずにチャレンジして欲しいなと思います。